『トルクなんて怖くない!』

ネジ屋である以上、トルクを尋ねられる事から逃げられません。
しかし、“Kgf”やら、“Cm”やら、“N”やら、まるで学校時代の理科(物理?)のよう。
こんなのが簡単に判るようなら、今頃は医者になっとるわ。なんちゃって…。

トルクの考え方
 ネジを廻す時の力の掛かり方は右図の様に、スパナを掛けて廻すことを考えると判りやすいです。 手を掛ける位置がネジの中心から、離れている方が廻し 易いです。 テコの原理ですね。
 つまり廻す力“トルク”は、加える力P(sf)が大きいほど、 又、A(p)が離れているほど大きくなります。 この2つの要素は、トルク=P(sf)×A(p)の関係になります。 だからトルクの単位は“sfp”となるわけです。  単位の中の“f”はフォースと言い、純粋な力(重さじゃない)の事です。決して“理力”ではありません。(スターウォーズより)

 最近はニュートン(N)も、よく使われます。その場合のトルクの単位は“Np”です。

<余談>
N(ニュートン)について
“単位”が世界共通ならば、いちいち換算する必要がいらず大変便利です。実はあるのです。「国際的な単位のシステム」を表すフランス語の頭文字をとって、“SI単位”と呼ばれています。この国際統一の単位である“SI単位”の中で、力を表す単位が“N(ニュートン)”です。

これまでの“sf”との関係は
覚え方としては、
sfをNに変換する時は10倍する。(×10)
Nをsfに変換する時は10で割る。(÷10)
おおよそなら、これで良いのではないでしょうか…!

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