『いろんなメッキシリーズPART1』
 

「メッキ付き商品ならサンコーインダストリー」と皆さまに言っていただくために、日々メッキ付き商品の充実に努めています。
しかしながら、メッキにもいろいろと種類があるようなので、主なメッキの概要を書き出してみました。


亜鉛メッキ
 

鉄の錆止めとして広く利用される。クロメート処理を施すことにより、外観良好となり更に耐食性が増す。

クロメートメッキ
 
正しくは有色クロメート。亜鉛メッキ後クロメート処理し、クロメート被膜を持たしている。クロメート被膜は黄色または黄褐色に近いほど耐食性がよい。色の薄いものや緑を多く含んだ色はいくぶん耐食性が劣る。塗装の密着も良い。
ユニクロメッキ
 
正しくは光沢クロメート。光沢を必要とする。上記同様クロメート処理し、その後カセイソーダに浸セキ。耐食性は有色クロメートより劣る。
黒色クロメート
 
亜鉛メッキ後、硝酸銀などの混じった溶液でクロメート処理する。銀が黒色を作っている。酢酸系とリン酸系の2タイプあり、酢酸系は仕上がりは綺麗だが耐食性が悪い。リン酸系は耐食性はあるが、色が悪い。当社のものは、酢酸とリン酸を混ぜ、中間を狙っている。黒色のメッキが比較的安価でできるため利用範囲が広い。耐食性は有色クロメートより劣る。
グリーンクロメート
 
亜鉛メッキ後、リン酸を多く入れてクロメート処理する。自然にグリーン色になる。非常に耐食性がよい。耐食用のメッキ。
ニッケルメッキ
 
下地に銅メッキし、その上にニッケルメッキする。下地が銅なので、ニッケルのつき回りが良くなる。薬品に強く耐食性良好で光沢も良いので用途は広い。均一電気着性に富み、装飾用としてネジ類の利用度は高い。
黒ニッケル
 
主として装飾用である。このメッキはもろく、光沢ニッケルメッキの上に薄メッキとし、変色防止のために有機被膜で保護する。
次回の『いろんなメッキ』シリーズをお楽しみに!
 
サンコーインダストリー株式会社