ねじのカタログ6
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鉄素地ニッケルめっき(��������)����������������+���装飾用に広く用いられるめっきで、優れた質感と光沢を持つ。ニッケルは鉄より貴金属であるため、亜鉛めっきのような犠牲腐食による防食は期待できない。素地である鉄の防食と外観美を向上させるため、銅あるいは半光沢ニッケルを下地めっきとすることが多い。電気めっき処理のときの発生水素が少なく、ベーキング処理の時間が短くてすむ。ニッケルめっきには光沢めっきと半光沢めっきがあり、含まれる硫黄(S)の量が異なる。光沢めっきの場合は、硫黄の含有量が高いが(S=0.05%)、半光沢めっきではこれが低い(S=0.005%)。純度の劣る光沢めっき層は電位が低く、下地の半光沢めっきに対して陽極となり犠牲腐食作用をする。この結果、素地である鉄を腐食から守ることになる。ニッケルめっき層の上にクロムを被覆して、美観、光沢を向上させる。下地となるニッケルめっきのピンホールなど耐食性にとって有害な欠陥をクロムの被膜がカバーする。大気中ではほとんど変色せず、長期の装飾性の維持が可能。表面硬さが向上する。硬質クロムめっきとも呼ばれ、表面硬さはHV800以上に達する。このめっきは鉄鋼、銅、及び銅合金、アルミニウム及びその合金、あるいはその他各種金属の耐摩耗性を向上させるために用いられ、めっき厚さは5~100が一般的である。装飾クロムめっきとは異なりクラックは被覆層の欠陥とはならず、この微細なクラックによって潤滑油を摺動面に浸透させる。鉄素地ニッケル・クロムめっき(��������)������������������+������工場用クロムめっき(��������)���������説明―�三価クロムクロメート亜鉛鍍金上にクロメート処理を施した最も汎用的な防錆皮膜であり環境に配慮する目的で有害物質とされる六価クロムを使用せず安全性のある三価クロムを主成分とした溶液でクロメート皮膜を生成させた表面処理皮膜です。六価クロムクロメートの様な自己修復能力(破壊されたクロメート皮膜が再生)は無いといわれていますが、遜色の無い、高い耐食性を有しておりたゆまない研究の成果で、不動態化的な化学変化をもたらす皮膜に進化し、擬似的自己修復性を有していると言われています。140
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