ねじのカタログ6
144/2858

.◇炭素鋼鉄と炭素の合金で炭素含有量が通常0.02%~約2%の範囲の鋼。なお、少量のけい素(Si)、マンガン(Mn)、りん(P)、硫黄(S)などを含むのが普通である。便宜上、炭素含有量または硬さ(強度も含まれる。)によって炭素量は更に次のように分類される場合がある。炭素含有量による分類低炭素鋼、中炭素鋼、高炭素鋼硬さによる分類極軟鋼、軟鋼、硬鋼。◇キルド鋼(鎮静鋼)フエロシリコンやアルミニウムなどで十分に脱酸を行った鋼。鋳型内での凝固進行中に一酸化炭素を発生せずに静かに凝固し、比較的均質で偏析が少なく気泡もないが、上部中心に収縮孔ができ歩留まりはよくない。キルド鋼は更に結晶粒度または、脱酸剤によって次のように分類される。1.結晶粒度による分類粗粒キルド鋼:オーステナイト結晶粒度で粒度番号5未満のキルド鋼をいう。細粒キルド鋼:オーステナイト結晶粒度で粒度番号5以上のキルド鋼をいう。2.脱酸剤による分類シリコンキルド鋼、アルミ(ニウム)キルド鋼、シリコンアルミ(ニウム)キルド鋼。◇セミキルド鋼脱酸剤としてフェロマンガン、フェロシリコン、アルミニウムなどの適量を添加して、リムド鋼とキルド鋼の中間程度の脱酸を行った鋼。凝固進行中に伴って若干の気泡を発生させ、凝固による収縮孔を少なくしたものである。◇リムド鋼(縁つき鋼)鋳型内で溶鋼中の酸素と炭素が作用して一酸化炭素を発生し、溶鋼が特有の沸騰撹拌運動(リミングアクションという。)をしながら凝固した鋼。脱酸剤としてフェロマンガン、少量のアルミニウムなどを加えて造った鋼。表層部は清浄であるが、偏析がある。鉄鋼用語JISG0203(1984)より.◇合金鋼鋼の性質を改善向上させるため、又は所定の性質を持たせるために合金元素を1種又は2種以上含有させた鋼。合金元素の含有量の基準はISOと若干異なるが、関税協力理事会(CustomsCo-operationCouncil)の分類では化学成分が次の数値以上の鋼を云う。便宜上、合金元素含有量の多少によって、高合金鋼又は低合金鋼ということもある。合金元素含有量合金元素含有量合金元素含有量�����%������%����%�������%������%����%�����%�����%������%�����%������%その他�������を除く���%�����%�����%�����%������%ねじ用材料説明―�144

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です