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ねじのSUNCO書
その他の表面処理とは?
表面処理
「無電解ニッケルメッキ(カニゼンメッキ)」
ニッケルとりんの合金メッキのことです。溶液中での還元反応を利用して品物の表面にメッキ金属を析出させる処理法です。膜厚のムラなく均一にメッキでき、また非金属にもメッキできます。

「パシペート」(対ステンレス)
ステンレスが錆びにくいのは、ステンレス中に含まれるクロムが酸素と結合して表面に酸化クロム被膜(不働態被膜)を作るからですが、希硝酸に浸すことで、この不働態被膜を化学的に作る処理のことを「パシペート処理」といいます。

「焼き付き防止コート」(対ステンレス)
ステンレスは熱伝導率が低く、熱膨張係数が大きいため、締結作業を行うとその摩擦熱により焼き付き(かじりつき)が発生し雄ねじと雌ねじが互いに食い込んで回せなくなることがあります。それを防ぐために表面に潤滑被膜を施す処理が焼き付き防止コートです。一般的にフッ素樹脂をベースにしており、Sコート等各社独自の名前が付けられています。

「アルマイト」
アルミニウム素地に、電解で得る酸化被膜で、耐食性、耐摩耗性をもたせる処理のことです。この被膜を染色することにより装飾性をもたせることも出来ます。なお、アルマイト処理を施すと通電性はなくなります。

「ベーキング」(表面処理ではありませんが参考として)
酸洗いや電解によって発生した水素が金属の内部に入り込み、組織をもろくする(水素脆性)のを防ぐ為に180゜C〜200゜Cで4〜8時間加熱して水素を追い出す処理のことです。熱処理を施された高炭素鋼に対し、電気亜鉛メッキ工程とクロメート処理工程の間に行います。