ステンレス
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「窒化熱処理」とはどんな熱処理でしょうか? | |
真空炉に窒素を多く含むガス(アンモニアなど)を入れ、約500℃
で50〜72時間加熱します。すると、表面に窒化層ができます。 窒化層自体が硬いので焼き入れや焼き戻しは不要です。 「SUS410」を熱処理するとCr(クロム)は炭化クロムや窒化クロム に変化して少なくなってしまうので、ステンレスの表面を保護する 酸化クロムの膜が十分にできなくなります。 ですから、人工的に不働態化させる必要があります。 この処理を「パシペート」といいます。 |
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