
代表的な鋼種で例をあげますと
SUS304が一番代表的ステンレス鋼ですから、ステンレス は磁石につかないというイメージが一般的です。
磁性の大きいFe(鉄)の含有率が低くなるとステンレスは磁石につかなくなります。 しかし、SUS304でも条件次第で磁石についたり反応したりすることがあります。 ステンレスを加工すると酸化クロム膜を再生するためにCr(クロム) が表面に出てしまい内部の含有率が低くなります。すると相対的にFe(鉄)の含有率が高くなり、磁性が生じます。これは加工度合の大きい箇所で部分的にもおこります。
単重に対して加工度合が大きい商品は磁性を生じることがあります。
マルテンサイト系 SUS410=13%Cr + 87%Fe |
磁石につく |
フェライト系 SUS430=18%Cr + 82%Fe |
磁石につく |
オーステナイト系 SUS304=18%Cr + 8%Ni + 74%Fe |
磁石につかない |
SUS304が一番代表的ステンレス鋼ですから、ステンレス は磁石につかないというイメージが一般的です。
Fe(鉄) | →磁性 大 |
Ni(ニッケル) | →磁性 小 |
Cr(クロム) | →磁性 無 |
磁性の大きいFe(鉄)の含有率が低くなるとステンレスは磁石につかなくなります。 しかし、SUS304でも条件次第で磁石についたり反応したりすることがあります。 ステンレスを加工すると酸化クロム膜を再生するためにCr(クロム) が表面に出てしまい内部の含有率が低くなります。すると相対的にFe(鉄)の含有率が高くなり、磁性が生じます。これは加工度合の大きい箇所で部分的にもおこります。
例) | ワッシャー(圧延加工・プレス加工) 6角穴付き止めネジ(穴圧造加工・全身ねじ転造加工) |
単重に対して加工度合が大きい商品は磁性を生じることがあります。
Q ステンレス_04 ステンレスは本当に磁石につかないのでしょうか?