ねじの用語辞典

せ

【製品安全データシート(MSDS)】 セイヒンアンゼンデータシート
製品安全データシート(Material Safety Data Sheet)
とは有害な化学物質等について物質名、供給者、有害性、取り扱い上の注意、緊急時の措置等について詳細かつ不可欠な情報を記載した文書です。
平成11年5月の労働安全衛生法の改正により、製品安全データシートによる化学物質等の有害性等の情報通知制度が法定化され、平成12年(2000年)4月1日から施行されることになりました。
この制度の骨子は労働者に健康障害を生ずる恐れのある化学物質等の譲渡又は提供する者に対し、当該化学物質の有害性等の情報を製品安全データシートにより供給先に通知することを義務付けるとともに、当該物質譲渡・提供を受けた事業者は、製品安全データシートで通知された情報を労働者に周知することを義務付けることにあります。
【セギリ(セギる)】 セギリ(セギル)
ネジ下径に切削をした部分切削することをさす(この場合が多いが他の場合もある)。
少しだけ(皮をむくように)削る。
【セレーション(セレート)】 セレーション
相手材に接する面についているゆるみ止めの為のギザギザのこと。
【剪断破壊応力】 センダンハカイオウリョク
「最少引張荷重」が、ねじが縦方向にかかる荷重に耐える力を表すに対し、剪断破壊応力は、ねじが横方向にかかる荷重に耐える力を表す。
ねじに横方向の力がかかるような使い方は本来の使い方ではなく当然、規格は無い。

《推定値》※ただし保証はできない。

(1)4T相当の鉄で 最少引張荷重 X0.65
  (40sf/平方oX0.65=26sf/平方o)
(2)ステンレスで 最少引張荷重 X0.5位である
  (50sf/平方oX0.5=25sf/平方o)
(3)黄銅(C2700)の場合
  (M3〜M6は29.2sf/平方o・M8は24.5sf/平方o)
【仙徳メッキ】 セントクメッキ
語源は中国の明の宣徳年間(1426?1435)に研究、製作された青銅器の着色方に由来しています。
本来の宣徳色は「青銅器を100゜C以上に加熱し鉄錆汁や植物染料汁で何回も刷いて、その後イボタロウ(虫の分泌物)で磨き出す」となっています。
現在では、化学薬品による着色でこの工程を短時間で仕上げて同じような色合いを出すように工夫されています。
なお、宣徳の「宣」の字が「仙」に替わっているのは原因不明です。
【全ネジ】 ゼンネジ
(1)雄ねじで全部ネジが切ってあるもの
(2)寸切のこと