ねじの用語辞典

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【ヘッダーポイント】 ヘッダーポイント
ヘッダーの時にネジ先端を平先もどきに加工したもののこと
【ベーキング処理】 ベーキングショリ
メッキ行程の途中でボルトやネジなどを180℃〜200℃の炉の中で4〜8時間加熱処理することをいいます。
CAP・ハイテンボルト・タッピンネジ・ドリルビス等熱処理した鋼をメッキするときに行います。
熱処理した鋼は組織が粗くなっています。メッキをする時、硫酸や塩酸などの酸に浸けると粗くなった表面から水素が入り込みます。
鋼の中に入った水素はそのままにしておくと時間の経過とともに体積が大きくなり、頭飛び・破断・折れなどの原因となります。
そこで水素が入ってすぐのメッキ行程の途中で、鋼を加熱して水素を追い出す処理をします。
【ベタ六角】 ベタロッカク
通常六角ボルトでは、まずヘッダーにて円形のチーズ頭を製作し、それを六角形の穴に通し縁を取るトリーマーと呼ばれる方法で頭部の成形を行っている。
ところが小径サイズになるとトリーマーでの製造は難しく、アプセットと同様にヘッダー時に型により線材を六角形に押し広げて製造する場合が多い。
ただしアプセットのように頭部にへこみは無く、六角の角がやや丸いだけで見た目はトリーマー品と同等である。これをベタ六角と呼んでいる。
ちなみに弊社の鉄の六角ボルトのM3はベタ六角である。
(ステンレスのM3はトリーマー)